今日は、地元の農業研究会に参加しました。
チンゲンサイ研究会という、チンゲンサイを栽培する農家の団体で
4年前くらいから、美味しいチンゲンサイ作りプロジェクトという
美味しいチンゲンサイとはそういうものなのか?
という疑問から始まり、
度重なる、野菜の成分分析と試食の結果。
野菜の硝酸態窒素という成分が多ければ多いほど苦味
そして、硝酸態窒素の成分が多いほど糖分は少なくビタミンcも少
甘みと、苦味は反比例の相関関係になっているということです。
そして、食味試験を繰り返した結果、苦味成分の硝酸態窒素が少な
味の好き好きは人によって異なりますが、概ね一般的には苦味が少
そのことが明らかになった後、
今度は、畑に散布する肥料成分の量と、収穫された野菜の成分の相
その結果、肥料成分はチンゲンサイが生育するのに必要ぎりぎりの
しかし、このようにして作ったチンゲンサイは現時点では市場には
なぜか?
理由は、消費者の皆さんがチンゲンサイを購入する時の基準にあり
全員ではないかと思いますが、大多数の消費者の方は
やはり、安全・安心がいい。
もしくは、美味しい野菜がいい。
と頭では理解していても、どうしても視覚的な影響を受けてしまう
人付き合いでも、第一印象は見た目から入ってしまう傾向が誰にで
この視覚効果に惑わされなくなるまでには、相当な経験を積んだ人
そういうわけで、チンゲンサイも
先ず、見た目。
緑色が濃くて、新鮮に見えるチンゲンサイが好まれます。
しかし、畑でチンゲンサイを栽培している途中で万が一肥料成分が
黄色がかったチンゲンサイは市場価値が低くなり、非常に安値で取
農家はそれでは食べていけないので、必要最低限の肥料成分の散布
どうしても、セーフティネット的に、少し多めに肥料成分を散布し
しかし、多すぎる肥料成分は、野菜の養分吸収を過剰にしてしまい
そういう事情の中で、私達チンゲンサイ研究会は、
自分たちの畑すべてというわけではないけれど、一部の区画を
相当長い月日をかけて、土中の肥料成分の調整を行いました。
その、一部の区画を利用して、美味しいチンゲンサイを少し
さらに研究を進めた結果、
一般的に販売されているものよりも、より生育日数を多くして
硝酸態窒素が少なくなることが判明しました。
ただこれも実は普通の農家には難しいのです。
生育期間を長くすることによって、年間の畑の回転数が少なくなっ
年に、1作少なくなってしまえば、
農家としては収入の減少になってしまいます。
だから、大きく育てた方がいいとわかっていてもなかなか実行には
しかしながら、私達チンゲンサイ研究会では、
今年、2月から、実際にそれらを販売することにしました。
肥料の問題。生育日数の問題を何とか耐えて、一部の区画で栽培し
本当にいいものを食卓に届けたいという思いからです。
本日、卸売り業者の代表の方(築地・新宿市場で活躍されている
この社長さんも、良いものを扱いたいという情熱を持っている方で
商品化の合意に達することができました。
早ければ、2月3月には食卓に上る日も近いのではないかと思いま
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